毛髪は最深部にある毛根から作られますが、体内で生まれた段階では毛髪に色はついていません。つまり、黒色の髪もブロンドの髪も、生まれた当初はすべて白髪なのです。

この白髪が成長して体外に向かって伸びるまでに、色素細胞である『メラノサイト』によってメラニン色素が作られます。

このメラニン色素こそ髪を着色するもとであり、メラニン色素が毛髪に取り込まれることで、黒髪やブロンドが作られていきます。

しかし、さまざまな原因によってメラノサイトの働きが弱ってしまうと、メラニン色素がうまく取り込まれなくなり、髪はそのまま体外に出てしまいます。これが白髪発生のメカニズムです。

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白髪発生の原因とは

では、メラノサイトが弱まってしまう原因はどこにあるのでしょうか。

メラノサイトが衰える原因の大半は加齢によるものですが、そのほかにも、生活習慣によって頭皮や毛根が衰えると、白髪発生の原因となります。

加齢や遺伝による白髪を改善することは困難ですが、生活習慣はライフスタイルを見直すことで改善可能です。

白髪発生の原因をよく知り、生活習慣を改善すれば、白髪の発生を抑えることができるでしょう。

ここでは白髪発生の主な原因をいくつか紹介します。

遺伝

遺伝的な要素により、生まれつき白髪になりやすい体質の方も存在します。

20~30代で白髪が増える若白髪の場合、その多くは遺伝的要素が強いと言われています。

加齢・老化

白髪発生の最も大きな原因のひとつです。

加齢とともにメラノサイトの働きが弱ると、毛髪の着色力が衰え、白髪の発生量が増加します。

食生活の乱れ

毛髪はアミノ酸やビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養分を取り込むことで発毛しています。

そのため、栄養が不足すると健康な髪が作られなくなり、白髪のほか、抜け毛や薄毛の原因になります。

特に現代人は食生活が乱れがちであるため、食習慣による白髪発生のリスクが高いと言われています。

病気

慢性的な胃腸の病気や貧血症、甲状腺の病気などを患っていると、白髪発生のリスクが高まる傾向にあります。

また、病気の治療に用いられる薬の副作用で白髪になるケースも報告されています。

病気による白髪は、根本原因である病気を治すことで改善される場合がほとんどです。

ストレス

強いストレスを慢性的に受け続けると、体内の血管が収縮し、血行が悪くなります。

毛根は体内をめぐる血液を通して栄養分や酸素を受け取っているため、血行が悪くなると栄養の供給率が落ち、頭皮や毛根の働きが衰えて白髪が生えやすくなります。

なぜ年齢を取ると白髪が増えるの?

個人差はありますが、白髪は老化現象のひとつなので、年齢を取れば誰にでも生えてくるものです。

では、なぜ年を取ると白髪が増えるのでしょうか。

髪はもともと体内で作られている段階では白髪です。その白髪に、黒やブロンドなどの色をつけるのが色素細胞(メラノサイト)で作られるメラニン色素です。

若いうちはメラノサイトの働きが活発なので、白髪として生まれた髪にしっかり色がついて生えてきます。

しかし、年齢とともにメラノサイトの働きが衰えると、髪の着色機能がうまく働かなくなり、白髪のまま体外に生えてしまうのです。

心肺機能の低下も原因

年を取ると、メラノサイトの衰えの他にも、心肺機能が低下し始めます。

心肺機能が低下すると、血液の循環が滞り、体の血の巡りが悪くなります。

毛根は血中から栄養分や酸素を受け取っているため、血行が悪くなると栄養不足によって毛根の働きが衰え、白髪の発生率が高くなってしまいます。

つまり、年を取るとメラノサイトと心肺機能の低下という2つの要素が絡み合い、白髪が増えてきてしまうのです。

白髪はお年寄りだけのもの?

上記の原因からすると、若い内は白髪に悩まされることはないと思われがちですが、実際は20代や30代など、いわゆる若年層にも白髪が生えることはあります。

若年層の白髪の原因は多岐にわたりますが、特に若白毛の場合は遺伝的要素が強い傾向にあります。

他にも、強いストレスを受け続けたり、運動不足や喫煙などの生活習慣によって体の血行が悪くなっていると、若くても白髪に悩まされることになります。

遺伝や加齢による白髪の予防は困難ですが、生活習慣による白髪はライフスタイルの見直しによって改善することができます。

白髪の量や生えるスピードに悩んでいる方は、壮年・若年層にかかわらず、一度生活習慣を見直してみることをおすすめします。

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ストレスは白髪の大敵

白髪は30代を超えるとまばらに生え始め、50代を過ぎると白髪の割合がかなり大きくなってきます。

白髪の大きな原因は老化にともなうメラノサイトの衰えにあり、髪の毛に色をつけるメラニン色素がうまく生成されないことが最も大きな原因と言われています。

しかし、白髪の原因はひとつだけではなく、加齢の他にも遺伝や生活習慣など多種類にわたっており、現に20~30代でもかなり白髪が目立つ方が多くなっています。

中でも、忙しい社会を生きる現代人はストレスによる白髪が増えており、若年層・壮年層にかかわらず、白髪の発生量が増加している傾向にあります。

ストレスと白髪の関係

強いストレスを慢性的に受け続けていると、体内の血管が収縮し、血のめぐりが悪くなります。

毛髪の根っこである毛根は毛細血管を通じて血液から酸素や栄養分を補給しています。そのため、血流が悪くなると、栄養分の供給率が大きく低下し、毛根の働きが衰えてしまいます。

これにより、健康的な黒い髪を作る能力が減少し、白髪の発生率が高くなってしまうのです。

一時的なストレスはさほど白髪の原因に影響しませんが、毎日ストレスを感じる生活を送っている方は要注意です。ストレスを定期的に発散するよう心がけ、白髪の発生リスクを高めないよう注意しましょう。

ストレスは抜け毛の原因にも

上記でストレスは白髪の原因になると述べましたが、毛根の働きの低下は、白髪だけでなく抜け毛や細毛の原因にもなります。

髪が抜けて薄毛になったり、1本1本が細く、腰のない髪の毛になると、全体のボリュームがなくなり、白髪と相まって見た目年齢を老けさせる要因になります。

ストレスによって白髪や薄毛になると、さらに頭髪の悩みが増えてストレスが蓄積されやすくなるので、日頃からストレスをためないよう心がけることが大切となります。

白髪予防には食生活改善が必須

現代人の白髪人口は年々増え続ける傾向にありますが、その原因は加齢や遺伝の他に、食生活の乱れによるところが大きいと言われています。

もともと日本人は魚や野菜を中心とした和食が食卓の中心となっていましたが、いつしか食生活は欧米化し、肉食中心・野菜不足の食生活になったり、ジャンクフードの占める割合が高くなってきました。

健康な髪に必要な栄養分であるビタミンやミネラル、必須アミノ酸などは、そのほとんどが魚介類や野菜、果物、海藻類などの含まれています。

白髪予防には、まず欧米寄りの食生活を見直し、健康な髪に必要な栄養分を毎日定期的に摂取することが大切です。

白髪予防に効果的な食物

では、白髪予防に効果的な食物にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

まず大切なのは、白髪に着色するメラノサイト(色素細胞)の働きを活性化させるミネラル分をたっぷり摂ることです。

食生活が乱れがちな現代人は特にミネラル分の摂取が不足していることが指摘されているため、積極的な摂取が推奨されています。

ミネラルは牡蠣やエビ、小魚などの魚介類の他、わかめや昆布などの海藻類、アーモンドや大豆などの豆類に多く含まれています。

さらに、衰えた頭皮を若返らせるビタミンの補給には、各種緑黄色野菜や果物類、髪の原料となる必須アミノ酸の摂取には、牛や豚、鶏などのレバーや、牛乳、チーズなどの乳製品に多く含まれています。

サプリメントも活用しよう

食生活の改善は白髪予防の基本ですが、1日3食、バランスの良い献立を考え、実際に用意するのはかなり困難です。

特に健康な髪の生成に必要な必須アミノ酸は9種類あり、全種類をすべてバランスよく摂取しないと効率的に作用しないことが判明しています。

そのため、普段の食事でどうしても摂取しきれないぶんは、サプリメントなどを活用するのも効果的です。

ミネラルやビタミン、必須アミノ酸を効率的に摂取するには、さまざまな栄養分を配合しているマルチサプリメントの使用が効率的でしょう。

また、最近は髪のためのヘアサプリメントも販売されており、髪に良い栄養分を重点的に集めたサプリメントとして注目を集めています。

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