生理前に引き起こされるPMSは、女性の約8割が悩まされているそうです。身体的な痛みから、精神症状まで症状はさまざまですが、生理が近づくと憂鬱になっちゃいますよね。
そんな、PMSにハーブティーが効果的と聞いたことがある人も多いかと思います。
とはいえ、ハーブティーといっても種類が多いので、詳しくない限りどれが良いのかさっぱりわかりませんよね。
今回は、そんなPMSに効果があるといわれるハーブティーをご紹介します!
ハーブティーはノンカフェイン
ハーブティーは、薬ではありませんから直接的にPMSを治すものではありませんが、PMSを緩和する効果は期待できます。
なぜハーブティーが良いかというと、まずノンカフェインということ。
カフェイン含有の飲み物は、血管を収縮させるためPMSの症状にある頭痛を悪化させるといわれています。冷え・自律神経の乱れなどの原因にもなり、PMSが悪化する可能性があるんです。
また、ビタミンやミネラルといった栄養素の吸収を妨げるので、カフェインを含んだコーヒーや紅茶などの飲み物は、生理前には避けたいですね。
ハーブティーは、ノンカフェインでビタミンやミネラルも沢山含有されているため、生理前におすすめの飲み物です。
また、ハーブ特有の様々な効能を持ち、香りが与えるリラックス効果も得られるためPMSによる心身の不調を緩和してくれます。
PMSにおすすめのハーブティー
様々な効能を持つハーブティーは、自然治癒力を高めることでPMSによる心身の不調を改善していってくれます。病院に行く時間もないし、と、思っている人の自宅ケアに最適です。
チェストベリー(PMS全般に)
PMSの緩和にハーブティーを飲むなら、このチェストベリーは外せません。
婦人科系の様々な症状の緩和に、昔から薬にも配合されて使われています。
頭痛などの緩和、イライラなどの精神症状など、PMSの諸症状に広く効果が見られるのがこのハーブティーです。
※苦みがある為、ハーブティー初心者の方は他のハーブとブレンドして飲むことをおすすめします
ラズベリーリーフティー(生理痛に)
子宮や骨盤周りの筋肉を調整し、生理痛などの痛みを緩和してくれます。
優しい甘さで、比較的飲みやすいでしょう。
利尿作用があるので、寝る前などに飲むと尿意で夜中に目が覚めてしまう可能性があるので、飲む時間帯には気をつけましょう。
ジャーマンカモミール (イライラなどの精神症状に)
甘みがあり飲みやすいハーブで、心を落ち着かせてくれます。
また、PMSによる消化不良など胃腸の不調や冷えなど、幅広く効果が期待できるハーブです。
カモミールは、数種類ありますがこのジャーマンカモミールを選ぶと良いでしょう。
ラベンダー (イライラ・頭痛・胃痛などの症状に)
イライラなどの精神症状を鎮静し、頭痛・胃痛を緩和する効果があります。
安眠へと導く効果があるため、寝る前に飲むのも良いでしょう。
比較的馴染みのある香りなので、初めての方でも取り入れやすいと思います。
レモンバーム (イライラ・不安感など精神症状に)
抗うつの効果を持ち、リラックス効果をもたらします。
PMSでイライラや不安感といった精神症状を伴う方におすすめ。
オレガノ (過食・消化不良などに)
消化を促してくれるため、PMSで消化不良などの症状がみられる方におすすめ。
強壮作用があるため、生理痛・頭痛などの緩和にも良いでしょう。
サフラワー (冷え・生理痛などに)
血行を促し、冷え性の改善に効果があります。
生理痛に悩んでいる方にもおすすめです。
セントジョーンズワート (イライラ・不安感などに)
抗うつの作用を持ち、“生理前うつ”ともいわれるイライラ・不安感などの精神症状を緩和します。
生理前に減少してしまう、幸せを感じさせてくれるホルモンセロトニンを増やすという報告もあげられているので、精神症状に悩まされている人は、飲んでみてください。
筋肉の緊張を和らげてくれるため、生理痛に悩む人にもおすすめ。
ハーブティーはゆっくりと体質改善していくもの
自然治癒力を高めていってくれるものですので、即効性はありません。
徐々に体質改善していくものなので、継続していくことが大切です。
体に負担が少なく、優しく効果がでるものなので、焦らずリラックスタイムを楽しむように飲むようにしたいですね。
薬の服用や持病のある人は注意しましょう
自然由来のものですが、中には薬と相性の悪いハーブもあります。
薬の効果に影響したり、症状が悪くなる可能性も考えられるので、薬を服用中の方、持病がある方は、医師に相談してから摂取してくださいね。
まとめ
ハーブティーは、PMSの緩和に効果的です。
とはいえ、即効性があるものではないので、ある程度継続することが大切になります。
個々のハーブで、効能も違うので自分の症状に合わせて選び、ブレンドするのもおすすめです。
いくら体に優しいとはいえ、飲みすぎは良くないので1日1~2杯程度にとどめて、じっくり体質改善を目指し、PMS緩和に繋げましょう。