あなたは生理前になると、心配事に負けてしまって、気弱になりメソメソしちゃうことってありませんか?
「彼からのメールがそっけなかった…嫌われちゃったのかな…」
「今日のミス、許してもらえたけど本当に大丈夫かな…」
「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう…私ってダメだな…」
なんて、くよくよと考え出すと不安が不安を呼んで、落ち着かなくなってしまいますよね。
生理前は、感情の波が大きくなるので、いちど悪い方に考え始めると底なしに落ち込んでしまいます。
いつまでもメソメソしていると、自分の気持ちが辛いだけでなく、周りの人に余計な気を使わせてしまったり、「そんなに気にすることないのに」「面倒くさい人」とあきれられてしまったりするかもしれません。
大人の女性だったら、生理前だからと言い訳していないで、すばやく気分を切り替え、さわやかに過ごしたいものですよね。
生理前にメソメソしちゃう心理と原因
女性はもともと、「○○だったらどうしよう…」と不安になってしまったり、「私が悪いんだ…私なんて…」とすぐに自分を責めて自己卑下してしまったりする傾向が強いんです。
その裏には、「誰かに認めてもらいたい」「誰かに大切にされたい」という気持ちが隠れています。
そういう「承認欲求」というものは、誰にでもありますし、だからこそ、もっと成長しようと努力したり、人のためにがんばったりもできるのです。
でも、自分に自信がなく、心が満たされていないときに承認欲求が強くなりすぎてしまうと、不安や自己卑下が強くなり、くよくよ、メソメソが止まらなくなってしまいます。
女性の気持ちは、生理周期によるホルモンの影響を受けやすいものです。
女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの影響が強い時期は、心が安定し気分良く過ごせても、生理前に増えるプロゲステロンが作用すると、精神的に不安定になり気分が落ち込んでしまいがちになります。
ですから、日頃は気にしないですむような小さなことでも、生理前になると大きな不安材料となってしまい、メソメソしてしまうのです。
生理前にメソメソするのをやめるには?
生理前だからといってメソメソして過ごすのは、自分にも周りの人にもいいことではありませんから、気分を切り替える方法を知って、明るい気持ちを取り戻せるようにしたいですね。
そのためには、次のことに気を付けてみるといいですよ。
不安になるのは当然だと認める
人はなぜ不安になるのでしょうか?不安になること自体をやめようと思っても、やめられるものではありません。
それは、人が将来のことを正しく予想したり、他人の本当の気持ちを知ったり、すべてを確実にコントロールしたりすることが不可能だからです。
人が生きていく上で、不可解なものを恐れて不安になるのは当然のことなのです。でもだからこそ、将来のために備えをしたり、人間関係を見直したりと、前向きな対処をすることもできるのです。
逆になにも不安がないということは、なにもかもわかってしまうという状態で、それはおかしな、面白みのない世界ですよね。
PMSの症状を自覚する
生理前のプロゲステロンが優勢になる時期には、PMSと呼ばれるさまざまな不快症状があらわれます。
身体的には、腹痛や頭痛、胸の張り、だるさ、むくみ、体重増加など。
精神的な症状としては、イライラしたり怒りっぽくなる、気分が不安定になりわけもなく不安になる、鬱々として落ち込むなどの症状が出ます。
生理前に気分が落ち込んでくよくよと考え込んでしまったり、悪いことばかり考えてメソメソとしてしまうのはPMSの症状なのです。
その状態がそのままあなたの性格というわけではありません。
不安の材料を探さない
彼から愛されていないような気がする、人に嫌われたかもしれない、ミスの取り返しがつかないかもしれない、と悪いことばかりを考えてしまうのは自分の考え方のクセです。
思い出してみて下さい。今まで、いろんな心配事があったと思いますが、それが現実になったことはどのくらいあったでしょうか?
たいていの心配事はなんとなく解決してしまい、くよくよと考えたりメソメソして過ごした時間が無駄だったというだけではなかったでしょうか?
不安の材料を探しても、ほとんどは問題にならないことが多いですし、本当に対処が必要な問題ならば、もっと前向きに考えられるときに取り組めばいいのです。
ひとつ不安の材料を見つければ、次から次へとつながり、不安な気持ちがふくらんでいくものです。生理前は思考が後ろ向きになりがちですから、心配事はあえて考えないようにするくらいでいいのです。
今は生理前で不安になりやすい時期なんだな、と自覚することができたら、なにごとも100%を求めようとするのをやめ、80%でいい、今のところは半分でOK、と気楽にとらえるようにしてみましょう。
ホルモンバランスを整えてメソメソ気分から抜け出そう
気分が落ち込む、わけもなく不安になるなどといったPMSの精神的な症状は、ホルモンバランスを整えることで軽くすることができます。
生活習慣を見直す
ホルモンバランスを整えるには、規則正しい生活をすることが大切です。
朝は余裕を持って起き、きちんと朝食をとります。
朝食として、お味噌汁や玉子など、温かいものやタンパク質をとることで体温が上がり、1日を元気に過ごすことができます。
昼は太陽の光を浴び、軽い運動やストレッチなどで身体を動かす習慣を付けましょう。全身の血行がよくなり、ストレス発散にもなります。
夜は湯船につかって疲れをとり、就寝前のテレビやスマホを控えて十分な睡眠をとるようにしましょう。
食生活では、情緒不安定のもとになる血糖値の急激な上昇と下降を防ぐために、ごはんなどの炭水化物を食べる前に、野菜やタンパク質のおかずを先に食べるようにします。
精神的な安定のためにはビタミンB1をはじめとするビタミン・ミネラルが足りていることが必要です。バランスのよい食事を心がけ、サプリメントを利用するなどして栄養の不足が起こらないようにしましょう。
症状がひどい時は病院で相談すること
PMSがひどい場合は、精神的な症状でも、婦人科で相談し、ホルモンバランスを整えるために漢方薬やピルなどを処方してもらうことができます。
考え方や生活習慣の改善で、自分で解決しようとしても、ホルモンの影響があるとなかなかうまくいかないものです。
ひとりで抱えこんでしまうと不安が不安を呼び、悪循環におちいってしまいます。無理して我慢しつづけるよりも、お医者さんに相談に行ってみましょう。
私はサプリメントを続けてメソメソを撃退しました
気が弱くなってメソメソするのがクセになると、いろんなことがうまくいかなくなってしまいます。
でも、あなたが今すごくつらい思いをしている問題も、ホルモンバランスが整った健康な心で立ち向かえば、なんだそんなこと気にしていたなんて、っていうようなことかもしれません。
生活習慣を整えたり、自分で無理な場合は病院に行ってお薬をもらったり、考え方の本を読んだりして自分で努力していくこともとっても大切ですが、心が弱っているときはとくに、そういうことって難しいんですよね。
私もそうでしたが、「毎日一粒飲むだけ」のサプリなら、続けることができました。
サプリメントで生理前のメソメソに効果があるって、なかなか信じられないかもしれませんね。
でも、ハーブの力や栄養素って、心が安定して健康的な考え方をするために、とっても助けになるんだなってわかったんです。頭痛や胸の張りなどで悩まされがちな生理前の体調が整うことも、気持ちに良い影響がありました。
まずは簡単な、小さなことから初めてみることをおすすめします。
お守りみたいな感じでいいと思うんです。